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【コンサートを控えて・・partU】 
 いよいよコンサートの月に突入。すでに心臓は早鐘を打ち、気は焦るものの指は回らず……、 
しかるに、左義長の藁取りが一週間前に予定されているは、少年補導員の会合、音楽連盟の 
理事会にチラシづくり、文化祭の準備もしなくては……。 
と、大混乱の日々を楽しんでおります。先月も書きましたが、ギターは練習すればするほど 
奥の深さが見えてきて面白い。ですから、サラサラっと練習して指をちょっと動かしたくらいでは、 
なかなか深い感動が得られないのではないでしょうか。一つのものを正しくじっくりと繰り返して 
ゆくことが、いかに大切かが身に浸みて感じます。 
 
 先月はプログラム前半を解説しましたで、後半を紹介してゆきます。 
 
 
・2重奏「アンクラージュマン」…F.ソル 
 イギリスの2大巨匠J.ブリームとJ.ウィリアムスによる”世紀の2重奏”と呼ばれた 
コンビの演奏が大変有名です。互いに主旋律を取り合いながら進んでゆきますから、 
2人の音色や歌わせかた等の微妙な違いが楽しめます。私の相棒となる佐野さんは 
素晴しい感性を持ち、クラシックギター歴は数年ながら、関西・中部フェスの受賞常連となる程の力を 
備えてきました。彼のキレのあるリズム感と私の柔軟さが上手くマッチすると面白いことになりそうです。 
 
・11月のある日…L.ヴロウェル 
 10年ほど前にポーランドの国際ギターフェスに招かれて新堀ギターアンサンブルと 
出かけた時のこと。各国から集まったギタリストは毎夜、宿舎の広場でワイワイやっているのですが、 
決まって誰かがこの曲を弾いていました。憂愁を帯びたテーマと対照的な中間部は 
作曲者の故国キューバの秋を表現したのでしょうか。 
一度聴いたら忘れられない名曲です。 
 
・ショーロ鐘の音…ペルナンブコ 
 最初のフレーズが教会鐘を摸している事からこの名前がついたと言われています。 
ショーロの軽快なリズムとギターの美しいメロディーが特長です。割合と弾き易いので 
生徒の皆さんも結構弾いている方が多いとおもいます。 
 
・シャンソンから2曲 
 このコンサートに入れるべきか迷ったのですが、私がここのところずっと弾いてきた曲なので、 
あえてジャンルにこだわらず、プロにのせました。 
 
・エル・ビート&アルハンブラの想い出 
 エルビートはスペインの民謡をデ・ラ・マーサがギターにアレンジしたもの。フラメンコ調の 
急テンポのメロディーと中間部の歌が素敵です。アルハンブラの想い出は、 
言わずと知れた名曲中の名曲ですね。世界で5つの名旋律の一つに挙げられています。  
私は高校3年生からこの曲にチャレンジしていますが、これまで満足のゆく演奏ができませんでした。 
今回のコンサートである程度の決着をつける事にしました。 
 
・佐野さんの独奏 
 賛助出演してくれる佐野さんは、テディスコの”タランテラ”を予定。 
出だしから急速な下降スケールが続き、急き立てるようなリズムで縦横無尽にメロディーが上下します。 
大変テクニックを必要とする曲で佐野さんならではの演奏が期待されます。  
 
 
 
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 ギターを手にしてから45年になります。何て言うと年がばれますが、ずっとギターとともに歩んできて、 
初めてのソロコンサートです。自分でも信じがたいことです。 
中学時代に独学で始め、高校卒業とともに日本ギター音楽学校(現:新堀芸術学院)に入学。 
新堀校長のクラスで2年間勉強して卒業。以降は新堀ギターに就職して、教室でレッスンを行う 
かたわら、新堀ギターアンサンブル&新堀ギターオーケストラに所属して合奏一筋の生活。 
数年後、指揮者になってからは20数年間棒ふりの日々でした。独立して滋賀に来て初めて 
ギターのソロと立ち向かったのです。未だに日々新発見の連続ですが、今年は一つの節目 
を迎えるので、思い切って有料でのコンサートを行うことにしました。下記の2公演が決定です。 
  
(拡大はこちら) 
 
 1、滋賀公演  
    9月21日(金) 19:00 開演 ( 開場18:30 ) 
    於;日本基督教団 近江八幡教会(近江八幡市為心町中1) 
    賛助出演 佐野陽一 
       とても素敵な礼拝堂をお借りして行います。 
    入場料 1,000円(小中高生700円)前売りのみ 
   ※駐車場は限りがあります。車は日牟禮八幡宮の境内に停めて、徒歩にて(約5分) 
     会場へお越しくださるようお願いいたします。 
 
 
 
 2、上越公演 
    9月22日(土) 14:00 開演 ( 開場13:30 ) 
    於;上越市春日・謙信交流館(新潟県上越市春日山町3丁目1-60) 
     ギターのソロにはぴったりのようです。 
 
 
プログラムの予定 
    リュート組曲第1番より数曲 
    F.ソルの小品と練習曲 
    愛の歌……メルツ 
    さくら変奏曲……横尾編 
    11月のある日……ブロウェル 
    アルハンブラの想い出……F.タルレガ 
    シャンソンから数曲   他 
   佐野陽一氏との2重奏 
    アンクラージュマン……ソル 
 
※今回は佐野君に特別出演をお願いしました。2重奏と独奏も演奏してもらいます。  
 
 
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  第21回関西・中部ギターフェスティバル 2012.8.26(日)/大垣スイトピアセンター音楽堂
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教室関係の受賞者は下記のとおりです。おめでとうございます☆ 
 
◆独奏部門〈一般の部〉 
  銀賞 小出民雄さん 
  努力賞 佐野陽一さん 
◆合奏部門 
  岐阜県知事賞 ギターアンサンブル湖風 
  金 賞   ギターアンサンブル湖風 
  銅 賞   滋賀市民ギターオーケストラ 
 
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  八幡堀まつりギターアンサンブル湖風出演
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  私は、オーケストラに入って、7年になります。このオーケストラは、ギター歴が大ベテランの人もいれば、 
初心者さんもいます。私も本物の初心者から始めました。 
一人ひとりおかれている歴史も現状もバラバラですが、そこがとってもいいところです。 
私が続けてこられたのは先生や仲間のおかげです。音楽を仲間と語り合うのは楽しいし、 
限界だと感じた時に『続けること。続けていたら何か見えてくる。』と、いただいた先輩の言葉。 
また、他のメンバーの練習の量や楽譜や爪に対しての気持の込めかたを見て、「自分はそんなに 
落ち込むほど、努力、練習したっけ?」「まだまだできるかも」という気持にもなります。 
(すぐ忘れては思い出すの繰り返しですが…。)  
オケの一番素敵なところは、曲が先生の一振りで表情が変わることや、みんなの音がつながったり、 
重なったり、一人では決して作ることのできないものを感じ、楽しめるところです。 
みなさんも是非オケのサウンドを感じることから体験してみませんか?見学はいつでもOKです。 
(アルトギター藤田貴子)      
 
 
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【 アンサンブル&市民ギターオーケストラの予定 】 
 ◆滋賀市民市民ギターオーケストラ 練習日 
  9/8 /29 アクティー近江八幡……練習曲 海の見える街 調和の幻想op3-8 インザムード 
 
       ◆ギターアンサンブル湖風 
  9/1 教室……練習曲 春よ、来い、バロック風“春が来た” 他 
 
 
 
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 ♪教室からのお知らせ♪  
 
・授業料の納入は口座振替でお願いいたします。  ・原則として当日のキャンセルは振替いたしません。 
・1月、5月、8月以外の月は第5週目の通常レッスンはありません。 
 予約は4週目まででお願いいたします。 
・レッスン前にチューニングしておいてください。 
 
 
 
 
 
滋賀新堀ギター音楽院 小山清のギター教室 
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